それは、「裸」の自分と「挫折」パワー。
古川さんのアメリカ自宅にて(8月5日撮影) |
- 「裸」の古川 享
Microsoft Japan初代社長、慶應義塾大学大学院教授などを歴任されていますが、「本当の自分は?」を問いただしてみると.....それは、社会的責務に伴う肩書きではなく、裸の古川は「鉄道マニア、写真家」だとおっしゃていました。
ここ米国のご自宅にもすごい鉄道ジオラマ(写真参照)がありますが、それは全米でも有名な鉄道マニアでキュレーターレベル。全米からご自宅に古川さんの鉄道模型を見に来る人が沢山いるほどです。
私が社会人一歩を踏み出した時に、自戒したのが会社名や役職でなく、「おなか ひろし」でビジネスをするということでした。それは、転職を経験すると痛感します。裸の付き合いができていれば、会社を変わっても、今まで通り、いやそれ以上の皆さんとのお付き合いが続きます。
社会的、第三者的な虚像というか社会的立場から解放された「裸の自分」と向き合うことの大切さ。等身大の自分に本当の生き甲斐が見えると確信します。同じ価値観というか信条が、古川さんの話で出た時には、「やった!間違っていなかった」と。
- 「挫折」のパワー
世間的な価値観でいえば、古川さんの最終学歴は、麻布高校卒。大学受験の失敗が最初の挫折。
私も同じでした。
1浪を経験しましたが、再び受験には失敗。2浪する元気はなかったことから、拾ってくれた西南学院大に進学。古川さんの3浪には脱帽ですが....真面目な話、浪人を経験するとわかるのですが、2浪以上するパワーは凄いことです。
青春時代のこうした挫折は、人生についても色々考える機会を与えてくれます。
ここで、自分は何者? 何をしたい? 何をするために生きている?なんてちょっと哲学的な葛藤がありました。
古川さんのその後の挫折や死と向き合われた昨年。そして、脳梗塞の後遺症で半身が不自由されている今もポジティブな姿勢で周りを圧倒されています。
挫折でめげるか?
そこで踏ん張れるか?
挫折で等身大の自分に向き合うことで、それをパワーに変える。
それが自分の人生の「主人公」になる秘訣かと思います。
それを改めて確信したインタビュー同席でした。
ところで、15日に古川さんの講演会を歌舞伎役者、中村鶴亀さんをお迎えして、ここベルビューで開催します。地元の方、是非気軽にお越しになってみてください。詳細はこちらをクリック。
インタビューについては、下記Jungle City記事を参考にしてください。
挫折のパワー(古川さん)インタビュー記事
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