Friday, March 20, 2015

オムニチャンネル販売(Omnichannel Retailing)


「オムニチャンネル販売」という言葉、耳慣れてきた頃でしょうか?

オムニ=沢山という意味があり、沢山の販売チャンネルということですが、実店舗とEC店舗の融合を示唆しています。

消費者行動としてある百貨店などでは商品は見ているだけで、実際の購買はネットで。
ならば単純なショールーム化と化していまう実店舗に来店してもらった顧客に購買してもらうことに注力するという動きです。

店舗は、ショールーム化していく。

そして、

  • 商品決済、引き渡しはネットで行う。
  • 店舗は、在庫を持たない。
すると、
  • 現金出納含めて経理負担がなくなる。
  • 在庫管理負担がなくなる。
  • 店舗スペース(固定資産、電気代など)の節約ができる。
それに引き換え、接客の質向上に注力するということになります。
その先頭を走るのが米国百貨店のMacy's

大店舗化から大量販売の大型店舗出店ラッシュの時代の終焉です。

売上=店舗数&サイズ x 店舗売上

から

売上=顧客数 x 顧客売上

つまり、お得意さんをどれだけ多く、長い間持てるか=顧客の生涯価値(Life Time Value)の最大化が問われます。一時期、パソコン業界で製品価格競争から顧客の所有価値(Total Cost of Owership)にシフト。その引き金になったのが、スペース、勝利電力などにリードされるエコロジーでした。

有名ブランドをショールームとして提供できる百貨店が息を吹き返すのか?
顧客の顔が見える個店が元気になるのか?

Information Technology(IT)化といわれていた技術提供からIntenetというネットソリューション提供の時代。今までの分析は役に立たないエキサイティングな時代と捉えれる人にはワクワクしたビジネスチャンス到来でしょうか?

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