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下記は今日配信の一部抜粋です。
■ 回想録 #18 デル退職の本音(4)
今日までの葛藤や思い出に残る回想録。転職、起業などを志す人々への情報やエール
デル退社時の失敗は?
業界から足を洗うというと大げさですが、IT業界から片田舎の子供服専門店の家業転職。理由も触れて来たとおりです。
退職時の数少ない直接訪問した挨拶のなかでは、当時のSonyの小寺常務からお誘い受けたり、東芝や日立など送別会を開いて下さり、東芝に頂いたCoachのビジネスバックは今でも大切に使わせて頂いています。有り難いことでした。
そんな過程で大きく後悔しているのは、退職の挨拶文を出さなかった事です。業界から離れるし、未練が残るのも嫌。潔く静かに去ろうと心に決めました。韓国、台湾、香港とアジア地域にも大変お世話になった方々がいらっしゃいました。
つまり、自ら「縁」を断ち切ったことになります。
業界に残る、残らないとか自分の未練などという小さな身勝手な気持ちで「不義理」を働いたこと。これは今でも申し訳なかったという気持ちで一杯です。
最初の退職で会長に嘘も方便を使ったこと。この2度目の退職で人として最低限の挨拶をしなかった事。転職後に給与が上がったとか、肩書き的に出世したとかそんな表面的なことでなく、もっともっと大切な「人」としての在り方でした。
20−30代と若気の至りという言葉で片付けれることではありません。