Saturday, April 27, 2013

チームという人の集団

今週の随感記
今週の出来事や最近感じたりしたことについての独り言

今週、日本のクライアントのために昨年知り合ったNBC(米国テレビ3大ネットワークのひとつ)の元CTOのルイスをニューヨークから呼びました。米国の放送業界には多くのネットワークを持っているユダヤ系アメリカ人。

プロジェクトの将来について話し合う前に現状把握として日米の違いを日本のテレビ局関係の人も交えて懇談。日本では予算と開発日程ありき。そこの帳尻を合わせるために外注の民間企業は疲弊している。

一方、彼の進め方はRFP(Request For Proposal=要件定義要求)に対する各社の提案を検討。その中には予算日程では出来ないと分かっている項目を入れることもある。それに対して出来る見積を持って来るところは信用しない。その項目について追加予算日程を明確に説明できて持って来る企業とプロジェクトを進める。

プロジェクトはその技術やノウハウを持っている外注企業のプロチームに託すもの。そこで一番大切なのはチームであり、それを構成している「人」。

大きな違いです。12年前にシリコンバレーで投資家回りした時にも同様の経験。以前お世話になった京セラ稲盛会長の「アメーバ組織論」の根底にも同じ思想があると思います。そして、私の社名の”EnLinx Partners”も同じ考え。

ビジネスは「人」とするものです。その人間関係を尊重し楽しめれば、仕事は当然楽しくなるはず。

起業、独立を考えている若者や同輩諸氏、自分の棚卸しとして社名や肩書きを外したときに残る自分の人間関係を見直してみることは、どんな仕事、収益等考える前に大切なことではないでしょうか?

コーヒーブレイク
身近にあったこと、目に留まったことなどに触れるしコーナー

出張で立ち寄った京都。朝六時前には目覚め、八坂神社のある円山公園辺りから知恩院から東山を散策。高台寺を初めて訪れ、そのまま維新の道に出ました。円山公園にもあった坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像。思うままに霊山まで足を延ばし、二十五年ぶりに龍馬の墓参りをしました。

学生時代には「龍馬先生」と呼びかけていたのが、彼が暗殺されて他界した年齢を過ぎた頃からでしょうか「龍馬」と語りかけも変わったのは。

高台寺や龍馬の墓から見える京都の街を見下ろしながら、当時に思いを馳せながらもこれからの自分の進むべき道を考えました。

全文はこちからか  

50歳からの起業