■ 回想録 #43「初任給」
今日までの葛藤や思い出に残る回想録。転職、起業などを志す人々への情報やエール
就活をしている息子から最近の募集要項にある初任給など諸条件を聞いて唖然。
初任給 月給20万円
退職金なし
ボーナスは業績に応じて
年収240万円。税金、年金等引かれるとボーナスが全くでないと手取りは200万円ギリギリ?
昔、ボーナスが年3ヶ月とか6ヶ月募集要項にあることが不自然と思っていました。会社の業績が出ない前、しかも社員の評価ないままにボーナス支給額が保証されているような条件提示はあり得ないと。
ボーナス6ヶ月=年収では18ヶ月。つまり、本来360万円で月収は30万円。
30年前の私の初任給が13万円。初年度でボーナスが7ヶ月くらい出たと記憶しています。13x19=247万円。30年後の新入社員の月給20万円の年棒と同額。
企業側としては、退職金、年金などは月額基本給に連動する。その基本給を抑えるためには本来の年棒を12割でなく、18割にして、ボーナスを3ヶ月ずつとして支給。キャッシュフローにも役立ちます。
その基本給額だけが活きて、この10年以上の不況で年棒制や本当の業績連動のボーナス支給に切り替わるときに、本来月給30万円にするところを世の中一般の20万円に据え置き。しかも、退職金を廃止するなら、月給はプラスαされていいはずです。
若者に消費意欲は湧かないでしょう。 これでは内需消費の景気がよくなるはずはないでしょう。衣食はデフレの安い価格据え置きでいくしかない。
デル時代、最初から年棒制でした。そのボーナス評価は自分の性分にとても合っていました。「独立と路頭」からちょっと横道に逸れますが、次週は給与体系についてちょっと触れてみたいと思います。
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